80年後のシンデレラガールズ
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4:名無しNIPPER
2017/06/22(木) 00:51:30.19 ID:ypqxdl+p0
みくは、再び合掌して墓石を拝んだ。
さっきまで鳴いていたセミたちが鳴くのをやめた。
辺りは静寂に包まれた。
みくは、墓石をじっと眺めた。
そして、思い出話を続けた。

「リーナちゃんと初めて組んだ時は、
こいつとは合わないなって思ったよ。
だけど、実際には良いコンビだったよね。
最初の仕事は、ミントキャンディーの販促だったっけ。
リーナちゃん。ミントが嫌いって言っていたから、
あれは我慢してやっていたんでしょ。
カレイの煮付けを作ってくれた時、
みくはお魚が苦手だって突っぱねたけど、
本当はとても嬉しかったんだよ。
目玉焼きにはソースか醤油かって喧嘩をした時、
みくは文化の違いを感じたよ。
あれもいい思い出だね、
私たちのユニットがアスタリスクに決まって、
初めて一緒に舞台に立った日……
あの日も今日みたいに暑い日だったね。
あの日の事は、今でも昨日の事の様に思い出すよ」

墓石は沈黙している。
それでも、みくは、語り続ける。



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