80年後のシンデレラガールズ
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3:名無しNIPPER
2017/06/22(木) 00:50:51.04 ID:ypqxdl+p0
いくら墓石に話し掛けても返事はない。
遺骨となったリーナは墓石の下で沈黙している。
それでも、みくは、語り続けた

「私が、独り暮らしを始めて、ネコを飼い始めた時……
リーナちゃんは、ネコ用の玩具をたくさん買って来てくれたね。
あの子は、リーナちゃんによく懐いていたよ。
私が、共演した俳優と結婚した時も、
リーナちゃんは結婚式に来てくれた。
ブーケトスをした時、ブーケを受け取ったね。
……でも、リーナちゃんは男運が悪かったよ。
何人もの遊び人に騙されて、失恋の度、ヤケ酒に付き合った。
結局、晩婚だったけど、リーナちゃんは良い人を見つけたよね。
相手もロックな人かと思ったら、御堅い役人でびっくりした。
真逆な性格の旦那さんだったけど、最期まで一緒にいたね。
私が子供を身籠った時は、ロックを流してくれたよね。
『ロックは胎教にいいんだから!』って……
私の娘とリーナちゃんの娘さんは、仲が良かったね。
アイドルを辞めた後も、私とリーナちゃんは、一緒に仕事したよね。
私の主演映画の主題歌を歌ってくれた時は、本当に嬉しかった。
今では良い思い出だよ……。
リーナちゃんの娘さんは、作詞家になったよね。
息子さんは商社マンになった。
先日、娘さん一家と食事をしました。
お子さんと一緒に元気でやっているそうです。
音楽に対して情熱的な所は、リーナちゃんとそっくりでした」



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