【ミリマス】ザ・ミリオンオールスターズ! 〜銀河の果てまで届けちゃいM@S〜
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◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2017/06/27(火) 19:15:00.03 ID:c8riKZqL0
「それで……どうする? 大人しく降参してくれるなら、桃子も面倒くさくないから嬉しいな」
一難去ってまた一難。
奈緒の助太刀として颯爽と現れた桃子率いる
武者軍団を前にして、春香は「ぐぬぬ」と小さく唸る。
今、彼女らをぐるりと囲む包囲網は木々の間を縫うようにして十重二十重。
援軍なのか、そもそもの待ち伏せか?
どちらにせよピンチであることだけは確か。
風林火山と書かれた軍配を、高らかに掲げて桃子が言う。
「もう一度だけ聞くよ? 降参するか、捕まるか」
「……そこに、戦うって選択肢は無いのかな?」
春香の答えに、桃子は静かに口角を上げた。
数の上では圧倒的に不利だと言うのに、
戦意を失わないのは流石のハルシュタインと言ったところかと。
「強がっちゃって!」
手にした軍配を振り下ろす。
次の瞬間、眼前の獲物目がけて一斉に襲い掛かる鎧武者たち!
もはや春香の悪運もこれまでか……雌雄の剣を構え直しながら、
彼女の隣に立つひなたが"覚悟"を決めたその時だ。
「今よっ!」
春香が叫び、指を鳴らした。刹那! 彼女の手前数メートルの地面が
突然盛り上がったかと思ったら、地上へ飛び出す黒い影!
「な、なにっ!?」
驚く桃子たちの目の前で、ソレはけたたましいまでの駆動音を響かせながら、
飛び込んで来た鎧武者の群れを一瞬のうちに蹴散らしたのだ!
「クククク、フフフッ……フフッ、ハハハハハッ!」
そしてまた、森に木霊すのは実に悪々しいまでの高笑い。
その華奢な体を震わせながら、春香は体を仰け反らせて笑い続ける。
「ハァーハッハッ、アァーハッハッハッハッハッ!!」
笑い、続ける。
「ハァー、ハァー、ひぇー……フフッ、ゲホッ、ゴホッ!」
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