213:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 03:40:16.56 ID:smyUCZOA0
――――
その日から毎日、善子ちゃんはAqoursの練習を遠くから眺めるようになった。
本人は隠れているつもりのようだったけれど、バレバレだった。
曜「今日も来てるね。善子ちゃん」
梨子「ほんとだ。ふふっ、お団子見えてる」
花丸「善子ちゃん……」
ルビィ「えへへ」
言葉には出さないけれど、花丸ちゃんは嬉しそうだった。
曜「はいはい、じゃあ今日も練習終わり! 千歌ちゃんはまた善子ちゃんのところ?」
千歌「うん、ごめんね」
曜「大丈夫! こっちは任せて!」
練習が終わるたびに善子ちゃんと話に行くのが日課になっていた。
善子ちゃんは毎回、偶然ね、なんて白々しいことを、目も合わせずに言ってくる。
そういう所は「元の」善子ちゃんと変わっていなかった。
329Res/260.51 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20