214:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 03:41:13.25 ID:smyUCZOA0
私が善子ちゃんを気にしているからだろうか、練習は曜ちゃんが仕切ってくれていた。
千歌「やっぱり、曜ちゃんは頼りになるなあ」
盆踊りがあった「あの日」から、随分長い時間が過ぎた気がする。
少しずつ形を取り戻していくAqoursに、安堵のようなものを感じていた。
善子「曜さんが?」
「偶然」会った善子ちゃんが聞き返してきた。
千歌「うん、そうなんだ! 曜ちゃんはすごいんだよ。水泳も上手だし、衣装も作っちゃうし」
善子「器用なのね」
だいぶ打ち解けたらしい善子ちゃんは、最近少し乱暴な口調になった。
千歌「そんなに曜ちゃんが気になるなら、直接話せばいいのに」
善子「曜さんとはバスでたまに話すわよ」
ぷいっと顔を背けられる。
善子ちゃんは、なぜか曜ちゃんや梨子ちゃんの話を聞きたがった。
どこに遊びに行ったとか、普段どんな話をしているだとか、詳しいことまで興味を持った。
329Res/260.51 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20