212:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 03:39:27.18 ID:smyUCZOA0
千歌「昨日ね、練習に来てくれたんだ」
善子「ほ、ほんとですか!」
千歌「善子ちゃん?」
善子「あ、ご、ごめんなさい。でも、そっか。アイドル、始めたんですね」
千歌「まだ、お試しだけどね。私は善子ちゃんにも入ってほしいな」
善子「……」
善子ちゃんは目を落とした。
善子「少し、考えさせてください」
千歌「……うん、わかった。また来るね。Aqoursに関係なくても、何でも言ってね!」
善子「……」
善子「あの、千歌先輩!」
千歌「へ?」
善子「千歌先輩は、曜さんと、仲いいんですよね」
千歌「曜ちゃんと? うん、小さいころからずーっと一緒で――」
言いかけて、「曜ちゃん」の叫び声が胸を刺した。
私が仲良しだったのは、「違う」曜ちゃんだった。
この世界の曜ちゃんも、なかったことにしてしまうのだと、わかっていた。
それでも。
千歌「私は曜ちゃんのこと、大好きだよ」
善子「……そう、ですか」
善子ちゃんは、少し羨ましそうに目を細めた。
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