203:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 03:32:43.74 ID:smyUCZOA0
花丸「ひゃっ!」
曲がり角で何かにぶつかった花丸ちゃんが、どさりと封筒を落とす。
中の原稿が飛び出て宙を舞った。
善子「ご、ごめんなさい!」
花丸「あ……善子ちゃん……」
善子「は、はなま――えっと……」
ぶつかったのは、善子ちゃんだった。
花丸ちゃんの名前を呼びかけた善子ちゃんは、なぜか黙り込んでしまった。
気まずい沈黙が廊下に落ちる。
善子「あ、あの、拾うわ。ごめんなさい」
花丸「……ありがとう、善子ちゃん」
ちら、とお互い視線を合わせた後、2人は屈んで原稿を拾い始めた。
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