202:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 03:32:12.76 ID:smyUCZOA0
――――
千歌「ごめんね。すっかり遅くまで」
花丸「大丈夫ずら! マルも本に集中しちゃってたし……」
慌てて封筒を抱えて、花丸ちゃんは部室の鍵を閉める。
千歌「それ、持って帰るの?」
花丸「はい……」
なぜか花丸ちゃんは浮かない顔だ。
花丸「その、実は今、執筆が上手く行ってなくて。家でもう一回読んでみようと思うんです」
千歌「そうだったんだ……」
花丸「ごめんなさい、急にこんな話」
千歌「ううん、私こそ、何のアドバイスも――」
話しながら、職員室を目指して角を曲がる。
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