189:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 03:22:26.52 ID:smyUCZOA0
強烈な眩暈に襲われる。
千歌「……っ」
視界に見えるものが、白く形を失っていく。
ルビィ「千歌さんっ!」
ルビィちゃんが腰に抱き着いてくる。
その感覚もだんだんとふわふわ溶けていく。
ルビィ「千歌さんなら、きっと大丈夫です! 大好きだったら大丈夫……。ルビィに、そう教えてくれたから」
ダイヤ「目指す先を、見失ってはなりません。信じて、選び続けなければなりません。それでも、貴方ならきっと……」
ルビィちゃんの優しい声が、ダイヤさんの震える息が、周りの音が重なり始め、意識が遠のいていく。
最後に見たのは、まっすぐ私を見上げるルビィちゃんと、おずおずとこちらを振り返るダイヤさんの、同じ色の潤んだ瞳だった。
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