149:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 02:54:49.90 ID:smyUCZOA0
ダイヤ「千歌さん?」
こらえきれず、ずるずるとへたり込もうとした脇を、ダイヤさんが支えてくれた。
千歌「あれ……? ダイヤさん、どうして?」
ダイヤ「生徒会の仕事で残ると言ったではありませんか」
ダイヤ「それより、大丈夫なんですの? 体調がよくなさそうですが……」
千歌「体調は、大丈夫です」
ダイヤ「……本当に?」
千歌「はい。でも、傘がなくて」
ダイヤ「あら、そうですか。それじゃあ」
つい、と開いた傘を差しだされる。
千歌「へ……?」
ダイヤ「ほら、帰りますわよ。お入りなさい」
腕をぐいと引っ張られた。
千歌「わっとと! ちょ、ちょっとダイヤさん!」
ダイヤ「文句があるならびしょ濡れで帰りなさいな」
千歌「ええ……」
ダイヤさんはぷいと顔を背けてみせた。
329Res/260.51 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20