148:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 02:54:11.03 ID:smyUCZOA0
あの時も、雨だったっけ。
今度あるという体育館ライブは、晴れるといいな。
千歌「……私は、これをどんな気持ちで書いたんだろう。いつ、どこで、誰と書いたんだろう」
どこからどう見ても私の字。
それでも「私」はこれを書いていない。
ぺらりと前のページをめくる。
歌詞につながるようなメモがぐちゃぐちゃと並んでいる。
千歌「私は、どうしてこの言葉を思いついたんだろう。どうやって、歌詞を紡ぎだしたんだろう」
一瞬、浮いているかのような気分になる。
「梨子ちゃん」と「曜ちゃん」の声が頭の中に響く。
床が急に消えてなくなって、私はゆっくり、くるくると回りながら落ちていく。
私は、一人ぼっち。私は――。
329Res/260.51 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20