147:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 02:53:30.74 ID:smyUCZOA0
千歌「……」
それからしばらく、空を見上げて立っていた。
千歌「……寂しいなあ」
ぽつりと呟きが漏れる。
それも、次第に激しくなる雨に音を吸われてしまう。
雲の継ぎ目もわからない真っ白な空と、雨の音しかしない柔らかい風の中で、静かな孤独感に駆られていた。
しばらく雨はやみそうにない。
何となく、歌詞ノートを取り出した。
表紙にAqoursの文字はない。
ただ裏表紙に私の名前が書いてあるだけだった。
ページをめくる。
千歌「大好きだったらダイジョウブ……」
いつか踊った、それでいてまだ踊っていない曲の歌詞が書かれている。
329Res/260.51 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20