126:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 02:36:53.95 ID:smyUCZOA0
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千歌「ほえー……。ここが文芸部かあ。初めて来たな……」
花丸「今はルビィちゃんと2人で使ってるんです。1つ上は誰もいなくて、2つ上の先輩は受験勉強があるからって」
狭い室内をぐるりと見渡しながら、花丸ちゃんが説明してくれる。
ルビィちゃんと花丸ちゃんは、文芸部に所属していた。
千歌「でも、本当にいいの? 急にお邪魔しちゃって……」
ルビィ「び、びっくりはしましたけど……。お姉ちゃんのお友達だし、大丈夫です!」
花丸「マルはルビィちゃんがいいならいいず……いいです」
千歌「あー……、気は遣わなくて大丈夫だよ、花丸ちゃん」
花丸「ずらっ」
ルビィ「……千歌さん、お姉ちゃんはご迷惑をかけてはいませんか?」
千歌「いやいや、千歌は叱られる側だよ……」
ルビィ「ご、ごめんなさい! お姉ちゃん厳しくて……」
千歌「ううん! 私がぼけっとしてることも多いし! ダイヤさんには感謝してるんだ」
花丸「ルビィちゃんのお姉ちゃん、綺麗だし、かっこいいもんね……」
ほうっと、花丸ちゃんが湯気の立つお茶を飲んでいる。
なぜかルビィちゃんは複雑な顔をしていた。
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