116:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 02:29:47.96 ID:smyUCZOA0
◇―――――◇
ぼんやりと、部室が現れる。
私はまた、ふわふわとどこかを漂っていた。
見知った8人が、にこにことこちらを眺めていた。
千歌「――――というわけで、これ、配るね!」
口を開いたつもりはないのに、自分の声が聞こえてきた。
鞠莉「Letter、ね。随分ロマンティックね!」
果南「ほんと、千歌らしくないかもね」
千歌「失礼な! これでも歌詞係なんですー!」
あ、この会話、したことある。
急に強い既視感に襲われる。
でも、いつ―――…。
視界の端で、曜ちゃんがペンを握る。
誰よりも早く、カリカリと紙に何かを書いていた。
教室で何かを書いていた梨子ちゃんの姿と重なって見えた。
329Res/260.51 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20