88: ◆saguDXyqCw
2017/06/18(日) 22:14:48.64 ID:5UUNa7QZ0
少ししてから、私もプロデューサーの部屋を出た。
一人で廊下を歩きながら、スマホとにらめっこしていた。
あーちゃんにメッセージを送ろう。そう思ったのだ。
別に喧嘩をしているわけではない。
ちゃんとレッスンはこなしてるし、合間には雑談だってする。
ただ、そんなやりとりが全部、そらぞらしく感じて。
頭をひねって、文章を書いてみて。
送信ボタンに触れかけて。
しかし、押せなかった。
なにをこんなに悩んでいるのだろうか。
そらぞらしく感じるのも、私の考えに過ぎない。
少し距離を感じるのも、会話が前より続かなくなったも、全部自分の勘違いだろう、きっとそうだ。
それでも訳も分からず情けなくなって、私は一人息をついた。
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