68: ◆saguDXyqCw
2017/06/18(日) 21:42:45.09 ID:5UUNa7QZ0
確認するように、くみちーは自分の分を食べる。
「まあ、及第点かな」
くみちーは満足げに微笑んだ。
食事を終えると、くみちーがコーヒーを淹れてくれた。
「いやあ。美味しかった美味しかった」
「ふふっ。なら良かった」
「みうみうも来れたら良かったのに」
「本当ね」
くみちーは呆れるように呟いた。
「予定を間違えるなんて、そそっかしいにも程があるって、全く」
この集まりの発案者とも言えるみうみうだったが、昨日になって来れないといいだしたのだ。
「加奈ちゃんとの撮影……入ってたんだった」
どうやらイレギュラーな予定であって、すっかり忘れていたらしい。カナカナからの連絡で思い出したとのこと。だから結局、私とくみちーだけで集まることになっていた。
「そそっかしいと言うか……せっかくコーンスープにしたのにさ」
「カナカナを見習って、しっかりメモしてて欲しいね」
というより、スケジュール管理はアイドルの基本なのだが。
普段のプロデューサーならばその辺りのフォローも抜かりないのだが、今のプロデューサーはちょっと心もとなかった。仕事に関してはしっかりとこなしている。
ただ、少し気がきかなくなったというか。
なんだかボーっとしている。昨日事務所に行った時、ちひろさんが漏らした言葉だった。
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