49: ◆saguDXyqCw
2017/06/18(日) 21:18:34.27 ID:5UUNa7QZ0
エントランスにはまだしまむーはいなかった。
私はしぶりんと別れを告げて事務所の中を進んでいく。
しぶりんの態度に、ホッとしていた。
同じユニットのメンバーから、肯定的な言葉を貰えたから、気が楽になった。
先ほどより軽くなった足取りで廊下を歩いていく。
更衣室の前だった。
「あっ」
眼鏡をつけた一人の少女が、ベンチに腰かけてドリンクを飲んでいた。つっちーだ。どうやらレッスン終わりのようだ。
「やっほー、ニューウェーブ」
「あ……未央ちゃん」
なんだか変だった。普段のように軽口を返してくれない。それどころか、表情がこわばったようにも見えた。
つっちーはぼんやりと私を見てたけど、やがていつものように笑顔を浮かべた。
少しだけ、胸がざわついた。
「もう、昨日はびっくりしたでー」
「あはは、サンノスのこと……だよね?」
驚くのは当然だった。つっちーはみうみうと一緒に番組に出ていたのだ。あの後、改めて動画を見たが、みうみうの発言した瞬間、隣に座っていたつっちーの驚きようといったらなかった。
「ほんまあんなこと言うなら、前もって相談してて欲しかったわー。未央ちゃんは知ってたん?」
「いやいや、まさか。知ってたら流石に止めてるって」
「じゃあ美羽ちゃん言うとおりなんだ」
「みうみうはなんて?」
「自分一人でやったって。美羽ちゃんはいい子やけど、たまにぶっ飛んだことするから心臓に悪いわ」
つっちーは胸元に手を当てて、大げさに息をついた。
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