108: ◆saguDXyqCw
2017/06/18(日) 23:18:43.54 ID:5UUNa7QZ0
そんなあーちゃんが申し訳なくて、私は励ますように笑って見せた。
「ほんとゴメンって。泣かないでよ」
上半身を起こして、ベッドの柵に体をよりかかる。
みんなを見渡す、くみちーやみうみう、茜ちんだけじゃなくて、奥にはプロデューサーもいた。
「みんなにも心配掛けてごめんね。でも、もう大丈夫だから。休んだしさ。レッスンも……今の時間はサンノスかな?」
つとめて元気に振る舞ったが。
とたん、みんなの顔が微かに陰った。
「どうしたの?」
「あのね、未央ちゃん」
あーちゃんの肩にくみちーが手を乗せた。
振り返ったあーちゃんは顔を俯けた。
私はくみちーに目を向けた。
「サンノスは中止になったわ」
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