41: ◆DRWAQA1PyQ[sage saga]
2017/08/01(火) 00:42:48.51 ID:ljl2HqSN0
秋雲「あっ」
風雲『私と手を繋いだ感想を聞いてるの』
秋雲「……」
陽炎「おーい、秋雲ってば。手ばかり見てないでよ。これから好きなだけ握れるんだから、
私のことも見なさいって。ほらほらー」
秋雲「……すごくドキドキしたよ。つい離しちゃう程堪らなかった」
陽炎「秋雲?」
秋雲「細くて、柔らかい、綺麗な手だったなぁ。というか、そんなことより、アイツの手ってだけで
――また握ってみたいわ」
陽炎「ちょっと、秋雲ってば」
秋雲「ごめんね姉ちゃん。わたしは、アイツと一緒にいたい」
陽炎「……そう」
秋雲「いや別に姉ちゃんが嫌いになったわけじゃないよ。ほんとだからね。風雲と比べたらってだけで、
そもそも、冗談だって姉ちゃんが」
陽炎「――もう遅いから帰りなさい」
秋雲「あ、あの、姉ちゃん!」
陽炎「帰りなさい」
秋雲「……失礼します」
陽炎「……」
秋雲「……」
陽炎「……」
秋雲「ごめん。それでも、わたしは、風雲と一緒にいられないとか想像できなかった」
(バタン)
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