14: ◆DRWAQA1PyQ[sage saga]
2017/07/25(火) 00:16:46.05 ID:IoR8Tqv60
固い絆は消えないないモノだと思ってた。血のつながりは色あせないモノだと信じてた。
そうじゃなかった。何年も隣にいたんだとしても、実の姉妹だろうとしても、あの日のようには交われない。
いや、あの時の関係は何も変わってない。人が変わったんだ。
お互い離れていた時間。その間に、あの人は大切なものをたくさん見つけて、わたしはスカすようになった。
たったそれだけ。でも、たったそれだけで、わたしはあの人と昔のように話すことが出来なくなったんだ。
風雲「なに気取ってんの。どうせまた陽炎さんのこと避けてきただけでしょ?」
秋雲「さ、避けてなんかないって。間が悪くて、同じ班の人と話してたし」
風雲「……艦娘なる前からの姉妹なんでしょ? どーんと行っちゃいなさいよ」
秋雲「いや、だって、向こうも都合あるし、タイミング見なきゃ」
風雲「艦娘やってればダラダラしてるときなんて無いわよ。いいから当たってきなさいって」
秋雲「上手くいく目処が立たないの。それなんなのに突っ込むのはちょっと」
風雲「馬鹿馬鹿しい? 間抜け?」
秋雲「うん。そうじゃない?」
風雲「……今のは聞かなかったことにするから。どうにかしなさいよ」
秋雲「あ、風雲待って……って、行っちゃったかー」
「何か不味いこと言っちゃってたのかな? だめだわ、心当たりも浮かばない」
「んー、んー、んー。」
(衝突)
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