222: ◆ddl1yAxPyU[saga]
2017/08/12(土) 01:00:46.28 ID:J7Obj3h10
梨子と花丸は善子の頬を優しく撫でる
その肌からは体温を感じ取る事は出来ず、まるで氷のように冷たかった
花丸「…綺麗な顔だね。本当にただ眠っているだけみたいずら」
梨子「酷いケガ…そんなになるまで戦っていたんだ……痛かったよね? …辛かったよね? ……怖かった…よね?」
梨子「ごめんね……本当に…ごめんね……!」ポロポロ
花丸「うぅ……善子ちゃん!! よ゛し゛こ゛ち゛ゃん!!!」
聖良「……私達は…間に合わなかったんですね……」
理亞「…うん」ポロポロ
ルビィ「善子ちゃんが……死んだ…? じ、じゃあ…果南さんとエマさんも…」
ダイヤ「…ええ、全員で帰ってくる事は出来ませんでした……」
ルビィ「そんな…私がこの部屋に来るのが遅かったせいで……!」ジワッ
曜「ルビィちゃんのせいじゃない!! 誰のせいでも…無いよ」
鞠莉「梨子、今はその足を治療しないと。少し見せて?」
梨子「お願いします」
鞠莉「んー…太ももをマチェットが完全に貫いているわ。止血は問題無いけれど、抜くのは危険ね…場所が場所だから最悪、後遺症が残るかもしれない」
梨子「そう…ですか……」
聖良「あの、さっきから気になっているのですが……」
聖良「どうして千歌さんが二人いるのですか??」
花丸「…そう言えば」
ルビィ「そ、そうだよ! どういう事なの!?」
曜「あー、それはね――」
――ブウゥゥン…
チカ「あれ? ガンツに何か映った…よ!?」
ダイヤ「こ、これって…」
千歌「――みんなっ……!?」ゾッ
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