218: ◆ddl1yAxPyU[saga]
2017/08/12(土) 00:55:58.90 ID:J7Obj3h10
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ダイヤ「信じられない…本当に千歌さんが帰ってきたの?」
果南「良かった…千歌が……元に戻って…さ」
果南の声が一段と弱々しくなっていた
背中にできた大きな傷からは今もどんどん血が流れ出ている
果南「……ねぇ、二人…とも」
鞠莉「…なに?」
果南「…手を握って欲しいな」
二人は果南の右手を包み込む
鞠莉「…これでいい?」
果南「…へへ、温かいなぁ……」
果南「私…さ、ちょっと……疲れちゃって…こんな時……なのに眠いん…だ」
ダイヤ「……っ」
鞠莉「……」
果南「このまま……寝ても、大丈夫…かな?」
鞠莉「…ええ、果南だって言っていたでしょ? こんなの大したケガじゃないって。眠いのは疲れが溜まっただけよ」
鞠莉「目が覚める頃には…きっと全部終わってる。必ず…起こしてあげるわ」
果南「……そっか、なら安心だよ」
ダイヤ「嫌よ……眠っちゃいけませんわ!!」ポロポロ
果南「ダイヤ…大丈夫だって……少し寝る…だけだから」ニッ
果南「だから……寝るまでは…このまま手を握ってて?」
果南「絶対に…起こしてね? 約束……だ………よ…………」
鞠莉「……おやすみなさい、果南」
ダイヤ「……グスッ! か…なん……さん!!」
果南「……」
果南が眠りについたのとほぼ同じタイミングで戦闘を終えた三人が戻って来た
二人の様子から果南がどうなったかはすぐに判断できた。
曜「――果南ちゃん…」
チカ「……」
千歌「辛いのは分かっているけど…今すぐ移動しないと危険です。いつまた転送されてくるか……」
鞠莉「ええ、そうね……でも、もう少し…だけ……待って…」
千歌「…分かりました」
鞠莉「穏やかな顔ね…本当に……眠って…いる……みたい」ポロポロ
鞠莉「うあぁぁ……ああああああああああああああああ!!!!!」
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