千歌「カタストロフィ…か」
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213: ◆ddl1yAxPyU[saga]
2017/08/12(土) 00:50:56.71 ID:J7Obj3h10


執事「……さて、そろそろ再生は終わりましたか?」

キマイラ星人「舐めやがって…この俺を処理するだと?」



バチバチと電気を帯電させながら怒りの表情をあらわにする。
そんな星人を見ても執事は顔色一つ変えないどころか、笑みを浮かべていた



執事「貴様“程度”の星人とは何度も戦っている。脅威でも何でもない」

キマイラ星人「――コロスッ!!!!」




激怒した星人は一瞬で執事との距離を詰め、殴りかかる

人間では到底反応できるはずのないスピード
勿論、加減などしていない

そんな攻撃を、執事は避けるのでもなく防ぐのでもなく
その拳に合わせて上段蹴りのカウンター攻撃を繰り出したのだ

スーツのパワーと星人のスピードが合わさり
その蹴りの威力はキマイラ星人の上半身を引きちぎる程


しかし、星人の攻撃は終わらない
引き千切られ、吹き飛ばされる直前に指先から電撃を繰り出す

当たれば即死級の電流
スーツを着ていても無事で済む保証はない
そんな攻撃をほぼゼロ距離で繰り出す



執事「――ふふっ」

キマイラ星人(……おいおい、コイツ本当に人間か!? この距離の電撃を避けるだと!!!?)



そう、避けたのだ。
放電を認知してから反応しては到底間に合わない
執事は敵の攻撃パターンを出会って直ぐに完璧に把握していたのだ

今まで世界中の残党処理、それも毎回100点級の超強敵との戦闘を何年も繰り返し勝ち残ってきた彼女。その経験と技術は並大抵では無かった。



執事「あなたのその再生能力…脳や心臓といった急所の再生にはかなりの体力を使うようですね? さっきバラバラにした時とは明らかに再生スピードが落ちている」

キマイラ星人「…っ!?」

執事「それに血液からの再生は不可能と予想します。Zガンで全身を肉片も残さず一撃で消滅させれば終わりなのですが……生憎、今は持っていません」


執事「――仕方ない、少々時間はかかりますが再生が出来なくなるまで殺し続けましょう」

キマイラ星人「…くっ」ゾワッ



執事「さぁ…残機はあといくつかな?」ニヤッ




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