千歌「カタストロフィ…か」
1- 20
198: ◆ddl1yAxPyU[saga]
2017/07/30(日) 02:28:40.58 ID:kzjjcNWL0
善子は花丸が話し終わる前に首根っこを掴み、遠くへ放り投げる
続けて梨子も同様に投げ飛ばした。

スーツが壊れている梨子は全身を強打し、一瞬意識が飛びそうになる



梨子「…がはぁっ……よ……ちゃん……?」

花丸「…え? 何?? 何が起こったの?」



動揺する二人

少し遠くには壁のスイッチを押す善子の姿がある

すると、ガシャンと目の前のシャッターが勢いよく降りた。



花丸「……は? 善子ちゃん!? 何をしているの!!?」


花丸はシャッターに駆け寄る
梨子も少し遅れて追いついた

操作ボタンは善子により破壊されているので開閉は不可能となっている


善子「全く……ここでわざわざみんなで死ぬ必要は無いでしょ?」

花丸「なんで…なんで……」

善子「私がここで追手を食い止める……花丸は梨子を連れて逃げなさい」

花丸「そうじゃない!! 聞きたいのはそれじゃないよ!!!」

善子「…二人を守りながらじゃ無理だけど、私一人なら可能性はある。三人とも生き残るにはこの方法しかない」



梨子「ふざけないで!! よっちゃん一人で勝てるハズないでしょ!?」

善子「……リリー、めっちゃ怒ってるわね? でも顔が全然見えないから、ちっとも怖くないよーだ」ニシシッ

梨子「ここを開けなさい!! 早く開けてよっちゃん!!! ……開けろ善子おおおおおおお!!!!」ドンドン!!!


善子「花丸、力尽くでも梨子を連れて行きなさい。頼んだわよ」

花丸「……でも」

梨子「嫌よ!! 絶対に行かない!!!」



善子「――花丸!!!!」



花丸「……っ」グイッ



花丸は梨子の腕を強引に引っ張る

スーツの機能がまだ残っている花丸の力に梨子は抵抗することは出来ない



梨子「花丸ちゃん!? 何するの!!?」

花丸「早くここから逃げないと善子ちゃんの行為が無駄になっちゃう」

梨子「でも!!」

花丸「信じよう…善子ちゃんは必ず追いついてくる!!」ジワッ

梨子「嫌よ……よっちゃん……よっちゃああああああん!!!!!」





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
263Res/244.21 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice