196: ◆ddl1yAxPyU[saga]
2017/07/30(日) 02:24:47.12 ID:kzjjcNWL0
曜「どうして…」
千歌「はぁ、はぁ……私じゃダメ…なんだよ……」
曜「…?」
千歌「このメンバーにとって“千歌”の存在は私が思っていた以上に大きかった! みんなは優しいから口には出さなかったけど…それでも分かっちゃうよ」
千歌「例え姿形が一緒でも……偽物の私じゃ意味が無い!」
鞠莉『ええっと…つまり、この“高坂千歌さん”は私達の知っている千歌っちとは別人なのね』
花丸『そっか…この千歌さんはマル達の事知らないんだね』
ルビィ『ちょっと寂しいです…』
千歌「――私は…私じゃ“高海 千歌”の代わりになれない!!!!」
曜「…っ!!」
千歌「起きろ…起きてよ!! 目を覚ませばそれでいいんだよ!!」
千歌の体力も限界に近かった
もう一定のリズムでの心臓マッサージは行えず、押し込みも不十分
既に行為として成り立っていなかった。
千歌「……なんで、なんでよ…どうして目を覚まさないの?」ハァハァ
曜「……うぅ」ジワッ
千歌「いい加減帰って来てよ……高海 千歌あああああああ!!!!!!」
千歌「うあああああああああああああああああ!!!!!」
周囲には、少女の悲痛な叫びと
ドン、ドンと拳を叩きつける鈍い音が響くだけだった
高海千歌が、再び意識を取り戻す事は――
――ドクン…
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