千歌「カタストロフィ…か」
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195: ◆ddl1yAxPyU[saga]
2017/07/30(日) 02:23:38.50 ID:kzjjcNWL0


千歌「ふっ、ふっ、ふっ、ふっ!」グッグッグッグ!


曜「…千歌ちゃん」


千歌「ふっ、ふっ!」グッグッ!


曜「千歌ちゃん!!」


千歌「なに!! 邪魔しないで!!」


曜「戦闘が終わってから……意識を失ってからもう三分以上過ぎている」


千歌「…だから?」グッグッ


曜「前に講習で習ったんだ…」

曜「仮に今心臓が動き出しても……これだけ無呼吸状態が続いたら…脳に重い後遺症が残っちゃう……」


千歌「……残らない!」グッグッグッグ


曜「そもそも、止まった心臓が心臓マッサージだけでもう一度動き出す可能性なんてほとんど無いんだよ」


千歌「……っ」グッグッグッグ


曜「………だから…だからもう、やめ――」

千歌「やめない! 絶対にやめるもんか!!!!」



千歌は曜の制止を無視して心臓マッサージを続ける

曜の言う通り、再び心臓が動き出したとしても
意識を取り戻す可能性は極めて低い。

心臓マッサージはかなりの体力を消耗する行為だ。
今後の事を考えれば、少しでも体力は残しておくことが重要なのは
千歌自身も重々承知している。


――それでも千歌は、やめない





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