194: ◆ddl1yAxPyU[saga]
2017/07/30(日) 02:22:34.49 ID:kzjjcNWL0
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曜はスコープ越しに戦闘の一部始終を見ていた。
浦女の制服を着た千歌が倒れ込むのを確認した曜は
急いで現地に向かった。
途中、数体の星人と戦闘を余儀なくされた為
駆け付けた時には戦闘が終わってから数分が経過していた。
曜「千歌ちゃん…何を……しているの?」
千歌「見て…分から、ない!?」
千歌は心臓マッサージを施していたのだ
曜「どうして…何の為にそんな事……」
千歌「前に穂乃果さんに聞いたんだ! 星人に操られた仲間の救い方を!!」
曜「!!」
千歌「その中で最も確実な方法を試しているんだよ!」
曜「確実な…方法?」
千歌「精神操作や憑依は生きている生物にしか効果を発揮しない。だから対象者が仮死状態になれば強制的に解除される!!」
千歌「だから、私が戦った。私なら心停止させて仮死状態に出来るから!」
千歌「止まった心臓がもう一度動き出す可能性は高くないのは分かってる…でも、この方法なら千歌を確実に取り戻せるんだ!!」
…曜は喜べなかった。
この事実を知ったタイミングが遅すぎた。
いや、むしろ変な期待をしなくて済んだ分良かったのかもしれない
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