192: ◆ddl1yAxPyU[saga]
2017/07/30(日) 02:20:37.89 ID:kzjjcNWL0
果南「……」
鞠莉「か、果南! どうして……どうして出てきたのよ!!」
鞠莉「どこ!? どこを攻撃されたの!!?」
抱きかかえるように起こし上げる
果南の背中に手を回すと、ドロッとした生暖かい感触があった。
確認するまでも無い
背中から大量に出血しているのだ。
果南「ま…り……無事?」
鞠莉「何で庇ったりしたの!? 私ならあんなの余裕で避けられた!! 余計な事しないでよ!!!」
果南「えー…決死の覚悟…だったのに……酷くない?」
鞠莉「守るって言ったのに……どうして…!!」
果南「……鞠莉が…死ぬかもって思ったらさ……自然と体が動いたんだ…」
果南「さっきまで無様に…死にたくないって喚いていた…くせに……不思議だよね?」
鞠莉「そうよ!! 果南は生きたかったんでしょ!?」
果南「そう…だよ。でも、それ以上に……鞠莉やダイヤを守りたいと……思ったんだ」
鞠莉「そんなの私やダイヤだって同じよ!! 私達が果南を想っている気持ちを軽く見ないで!!」
果南「へへ…なんか、照れる……な」
果南「それに、私は死なない…よ? 死ぬほど痛いけど…大したケガじゃない、唾でも付けとけば治る…って」ニコッ
鞠莉「果南…」
果南「私は大丈夫…だから、早く…ダイヤの所に……」
ダイヤ「鞠莉さん! 果南さんの容体は!?」
鞠莉「だ、ダイヤ!? 頭をケガしたの!!?」
ダイヤ「ちょっと擦り剥いただけですわ。それより、果南…さん……は…」ゾッ
果南「大丈夫…だってば……!」ニッ
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