千歌「カタストロフィ…か」
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189: ◆ddl1yAxPyU[saga]
2017/07/30(日) 02:17:40.76 ID:kzjjcNWL0



星人攻撃をかすめた左腕があり得ない方向に折れ曲がっていた

この程度の痛みは何度も経験している
しかし、今の果南の心を挫くには十分すぎる痛みだった。



果南「や…止め……」



――グシュ!!



今度は左足の脛を踏み潰される



果南「あ゛っ、う゛があああああああ!!!」



残った手足で這うように逃げる



果南「来るな……来ないで…来ないでよおおおお!!!!」



以前までの勇ましく戦っていた彼女の面影はもうない

恐怖で顔を歪ませ
ただただ逃げ惑うだけだった



果南「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…もうやりませんから!! おねがいですからやめてください!!」



この星人に言葉は通じない
ゆっくりと近づき、果南の足を掴んで持ち上げる



果南「―――ッ!! いやだああああああああああ!!! だずげで!! だずげでおどうざん!! おがあ゛ざん!! いやだあああああああ!!!」



果南の助けが両親に届くはずがない
無駄だと分かっていても、追い詰められた彼女は必死に叫ぶ

星人はそんな果南の命を絶つため
その手で果南の頭部を握り潰――






鞠莉「―――かぁぁぁぁなあぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!」






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