13: ◆ddl1yAxPyU[saga]
2017/06/18(日) 00:55:48.08 ID:eX5gz9H+0
梨子「――っとまあ、こんな事が」
曜「な、何者なの……この執事さん」
執事「あまり暴力は好きでは無いのですが…緊急事態だったので止む追えず」
梨子「何か格闘技をやっていらっしゃるのですよね?」
執事「ええ、若い時に空手を少々。お嬢様のボディーガードも兼ねておりますので、私自身もそれなりに強い必要がありますので」
曜(金属製の警棒をへし折れるのに“それなり”の強さですか……)
梨子「そう言えば、回し蹴りのフォームが鞠莉さんとソックリだった気がしたのですが」
執事「ええ、私が鍛えさせて頂きました」
梨子「やっぱり」
執事「幼少期の頃からずっと一緒に訓練していましたからね……今やお嬢様は、私よりも随分と強くなられましたよ」フフフ
曜「へぇ…だから鞠莉さんはあんなにも強いんですね」
梨子「……」
梨子(でも…いくら空手の使い手と言っても、人が金属の棒を蹴りで折れるものなの? しかも無傷で)
梨子(足に鉄板を仕込んでいた? それとも……いや、まさかね)
執事「……話している間に、到着しましたよ」
曜「いつの間に…結構早く着いたね」
善子「……」
梨子「ん? そう言えば、よっちゃん さっきからずっと黙ってるけど、どうし……」
善子「………………っうっぷ」
曜「ちょちょちょちょっ!?」
善子「ぎぼぢわるい……吐きそ…うっぷ…」
梨子「執事さん!! 袋、ビニール袋おおお!!!!」ゾワッ
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