千歌「カタストロフィ…か」
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12: ◆ddl1yAxPyU[saga]
2017/06/18(日) 00:54:43.47 ID:eX5gz9H+0


梨子「危な――」

執事「……ハッッ!!!!」キュイィィィン!!




――バキッ!!



梨子は目を疑った

執事が見事な上段回し蹴りを繰り出し、振り下ろされる警棒を弾き飛ばしたのだ。

…それだけならまだ分かる

その弾き飛ばした警棒、地面に落ちた音から察するに金属製だった

にもかかわらず、その警棒、蹴られた箇所がぐにゃりと折れ曲がっているのだ。

凄まじい破壊力だが、当然人間の足で繰り出せる威力ではない




梨子「あ、足……足は大丈夫なんですか!!?」



金属をへし折ったのだ

少なくとも骨にヒビが入っていても不思議ではない

だが……



執事「ええ、この通り大丈夫ですよ」



その場でぴょんぴょんと元気に跳ねる

全くケガは無かったのだ。



「はぁ? ……ちょっ、え??」ゾワッ

執事「どうです? こう見えて私、結構強いのですよ?」

「あ、あぁぁ……」





執事「…もう二度と、桜内様の前に現れない事を誓ってくださいね?」ニコッ





――――――

――――

――




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