15: ◆2tw7Ji6IluEW[saga sage]
2017/06/17(土) 16:45:35.17 ID:AcPLedJbO
今、僕はやっと思い出した。僕はらぁらに、みんなに、迷惑をかけっぱなしだった。なんて僕はバカなんだろうと。
「ごめん、ごめん、らぁらごめん」
いつの間にか泣いてた。泣きながら、謝るしかなかった。謝っても謝っても謝りきれないから、謝るしかなかった。
16: ◆2tw7Ji6IluEW[saga sage]
2017/06/17(土) 16:53:47.18 ID:AcPLedJbO
泣き疲れてしまったから、僕とらぁらは僕の部屋だった部屋に来た。
「ドロシーさんの部屋、久々だなあ」
「そうだね。らぁらがいるのは久々」
17: ◆2tw7Ji6IluEW[saga sage]
2017/06/17(土) 17:10:55.88 ID:AcPLedJbO
「てか、らぁらなんであの時ホームにいたの?家族以外誰にも教えてなかったのに」
気になることを聞くと、らぁらは口に指をあてて、「それはね……今はまだひみつ」って。
なんだよそれって言ったけど、勝手に黙って遠くに行った僕が深入りできるわけもなく。
18: ◆2tw7Ji6IluEW[saga sage]
2017/06/17(土) 17:21:16.28 ID:AcPLedJbO
受験生ってことはどこの大学に行く気なんだろう。昔のらぁらは僕と同じぐらいテストの点数悪かったけど、今のらぁらはよくわからない。
まあ遠くに逃げ出すために、必死に勉強した僕よりは、ちゃんとしたところに決めてるんだろうけど。
「ところでらぁらはどこの大学に行くんだ?」
「うん、えっとね。耳貸して?」
19: ◆2tw7Ji6IluEW[saga sage]
2017/06/17(土) 17:33:32.45 ID:AcPLedJbO
──。
20: ◆2tw7Ji6IluEW[saga sage]
2017/06/17(土) 17:39:47.55 ID:AcPLedJbO
頬に柔らかい感触があたった。
「えへへ、こう言うことですよ」
……うん、さすがに僕でもわかるよ。
21: ◆2tw7Ji6IluEW[saga sage]
2017/06/17(土) 17:46:26.02 ID:AcPLedJbO
「あ、そうだ、ドロシーさん!」
「うわぁ?!びっくりさせるなよー!」
急にらぁらが戻ってきたから、びっくりした。なんだよいきなり。
22:名無しNIPPER[sage]
2017/06/17(土) 17:54:23.10 ID:okABr7mgo
らぁドロいいぞ
23: ◆2tw7Ji6IluEW[saga sage]
2017/06/17(土) 17:59:23.27 ID:1j7x3nLmO
. ・・・・・・・
「いや……またよろしくな、らぁら」
その言葉を言った瞬間にらぁらは目を大きく見開いて驚いた顔をしていた。でも、すぐ元の笑顔に戻って。
24: ◆2tw7Ji6IluEW[saga sage]
2017/06/17(土) 18:00:11.96 ID:1j7x3nLmO
これで終わり
色々幅広げられそうなので、続き書いてみたいですね
ありがとうございました
25:名無しNIPPER[sage]
2017/06/17(土) 19:41:14.58 ID:ik4Uha8P0
良き
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