P「アイドルマスターと」あやめ「シンデレラガール」
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◆LwyZOMDa4U
[saga]
2017/06/26(月) 20:02:33.82 ID:bkOazruL0
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あやめちゃんは知らないだろうけど、あいつ、学校では孤立してたんだよ。
わざと周りを苛つかせる態度をとってな。だから、虐められてた。
でも、そんなあいつに構い続ける人がいた...それが、先輩だよ。
当時先輩の子分みたいだった俺も反対したけど、先輩はそれでも話しかけ続けた。
まぁ、そのうちに俺も気付いたんだよな...Pが、誰よりも優しくて、誰よりも他人の事を心配して、思いやる事ができる人間だって。まぁ不器用だからから回ることも多かったんだけどな。
そうやってPと俺たちは仲良くなった。で、ある日Pが急に虐められなくなったって言ったんだ。
...そんな急にやむわけはない。そう、あいつらは先輩に標的を変えたんだ。Pと仲良くしてるからってな。
先輩はそれを俺達には教えてくれなかったし、あいつらも手が込んでてな。俺とPが気づかないように色々やってた。
先輩は演劇部だったからな...すっかり騙されてたよ。
そうして一人で抱え込んだ先輩は、耐え切れなくなって、夜の学校に忍び込んで、屋上から飛び降りた...
Pは、丁度その日学校に忘れ物をしたって言って夜に学校に行ってたんだ。だから見ちまったんだろうな。
...先輩が屋上で今にも飛び降りそうな姿を。
それからは俺はわからねぇ。ただ、Pの父さんから聞いた話だと、Pは屋上にいたらしいから...止めようとしたんだろうな。
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友「...まぁ、あの事件であいつが体験した話だ。ちょっと推測も入ってるけどな」
あやめ「...」
友「それで、Pは今どうしてんだ?」
あやめ「...事務所の休憩室で休んでいらっしゃいます」
友「そっか...じゃっ、あやめちゃんは行ってきな!」
あやめ「えっ...?」
友「あやめちゃんは俺から聞いたこの話で、一番Pの事を知ってるようになっただろ?なら、Pの目を覚まさせてやれるのはあやめちゃんしかいない!」
あやめ「ですが...今の話を聞いても、どうしたらいいのか...」
友「...大丈夫、あやめちゃんが思うようにやりゃあいい。...それに、あいつももう少しだと思うんだ」
あやめ「もう少し...?」
友「あいつは今不安定になってる。それは、あいつが過去に向き合おうとしてるって事になるんじゃないかな?」
あやめ「過去に、向き合う...」
友「だから、あやめちゃんもそれを聞いてあげてさ。仲直りしようぜ?...ちょっと小言も言ってさ」
そう友殿はいたずらめいた顔して言います。
...そうですよね、きっとP殿は立ち直ります。
あやめ「...ありがとうございます、行って参ります!」
友「おう、がんばれ」
そう言ってわたくしは再び事務所へと駆け足で戻ります。
...どんなことがあっても、わたくしがP殿を支える。そう決意しました。
友「......さぁP、今こそ、一歩踏み出す時だぞ」
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