P「アイドルマスターと」あやめ「シンデレラガール」
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◆LwyZOMDa4U
[saga]
2017/06/20(火) 20:50:22.02 ID:K/bllMQc0
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ディレクター(以降、D)「ですから...ここをこうして...」
P「ええ...」
俺は今、Dと打ち合わせをしている。テレビというのはある程度人気にならないと出られないものだと思っていたが、そうでもないらしい。
さすがアイドルブーム真っ盛り中、といったところか。
そしてその打ち合わせだが...やはり、難儀している。というのも、やる事はもう既に決まっている。食べ物ロケだ。しかし、場所や食べるものが全く決まらない。Dは色々な提案をしてくれるものの、どれもいまいちしっくりこない...それは相手もわかっているようではある。
そういったやり取りをしていく内にだんだん場の雰囲気が悪くなっていく。くそっ、まずいな...
D「...一度、休憩を入れましょうか」
P「...はい」
結局大した案は出ないまま、一度休憩をすることとなった。
俺はCoPさんから貰ったチョコを口に入れ、リフレッシュを図った。そうすると様々な思考が浮かんでくる。
...俺は楽しめているか?思えば、基本受け身で相手の答えに相槌を打ち、無難に終わらせようとしている。
...ふと、友の言っていた言葉が頭に浮かんだ。
P「好きなら語れ...か」
俺はあやめについて思いつく良さを可能な限り浮かべていく。
どんな人にも優しくするとところ。人から貰ったものをとても大切にしてくれるところ。時代劇やお祖父さんの影響で丁寧で、古風なしゃべり方をするところ、そして慌てると、その口調が崩れるところ。そして、勝手にあやめの前からいなくなった俺を許してくれるところ。
ぱっと思いつくだけでこれだけある。そのほかにも考えればあやめの良いところなど星の数ほど湧いて出る。
ふと、あやめのあの太陽のように輝かしい笑顔が頭をよぎる。
その瞬間、俺の方に乗っていた何かが落ちた感覚がした。
...ありがとう友、お前のアドバイスは役に立ったよ。
心の中でそう感謝し、俺は時計を見る。
...もうそろそろか。
......さぁ、語ろうじゃないか、俺の一番好きなアイドルの事を...!
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