3: ◆SESAXlhwuI[saga]
2017/06/16(金) 19:09:24.45 ID:yFIcZ1s10
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「おはよう、志保。今日も相変わらずだな」
「愛想がないとでも言いたいんですか」
「まさか。だが、そう思うなら改善してみるのも手じゃないか?例えばほら、この前の小学生メイドとかみたいに――」
「お断りします」
内心を隠して、そっけなく応対する。応対された当人は、諦めたように手を開いて天を仰いでいた。少し、強く言い過ぎただろうか。少し謝罪の気持ちも込めて話に乗ってみる事にする。
「……プロデューサーさんは、小学生メイドの演技が好きだったんですか?」
「勿論」
即答だった。唇を噛んで、顔がにやけてしまいそうになるのを抑える。どうしてだろうか、私はこんなに演技が下手ではなかったはずなのに。ここまで表情を隠すのがつらいとは思わなかった。
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