【モバマスSS】あやかし事務所のアイドルさん 個別ルート・肇編
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19:名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:53:31.32 ID:OYIntdXm0
そんな中、プロデューサーの様子がおかしいことに最初に気付いたのは肇でした。

「プロデューサーさん、随分顔が赤いですけれど大丈夫ですか?」

「んー? あぁ、平気平気。この酒が美味しくてなー」
以下略 AAS



20:名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:54:12.78 ID:OYIntdXm0
それから数分ほどでプロデューサーはうつらうつらと舟をこぎ始めてしまいました。

「あらま、ぷろでゅーさーはんがこないに酔わはるのは珍しいなぁ」

「普段はこんなに飲みませんからね。プロデューサーさん、眠るなら客間まで行きましょう?」
以下略 AAS



21:名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:54:48.66 ID:OYIntdXm0
「ああ、少し楽になった気がする。ありがとうな、夕美」

「えへへ、どういたしましてっ」

「ふぅ、染み渡る…文香のデビューライブの時なんかも夕美には助けられたっけなぁ。事務所で一番の良識派でもあるし…いつも感謝しているよ」
以下略 AAS



22:名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:55:18.43 ID:OYIntdXm0
紗枝が火照った顔を隠そうとしていると、他のアイドル達も話の輪に入ってきました。

「なんだか騒がしいけど、どうかしたにゃ?」

「ええ、実はかくかくしかじか…」
以下略 AAS



23:名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:55:45.25 ID:OYIntdXm0
みんなでプロデューサーを質問攻めにしていると、アナスタシアが爆弾を放り込みました。

「プロデューサーはミーラャ マヤー…アー、好きな人、いますか?」

『!?』
以下略 AAS



24:名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:56:23.39 ID:OYIntdXm0
「ほな、うちらの誰かやったとしても恨みっこなしやで」

「よし、それじゃあPチャン…って、寝てるにゃー!?」

みんなで円陣を組んでいる間に、プロデューサーは机に突っ伏して夢の国に旅立とうとしていました。
以下略 AAS



25:名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:56:50.23 ID:OYIntdXm0
「じゃあ言うけど…女々しいなんて言ってくれるなよー」

「女々しい?」

「だってなぁ…子供の頃の初恋相手を未だに、なんてなぁ…」
以下略 AAS



26:名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:57:24.27 ID:OYIntdXm0
「あー…なんかごめんにゃ、ロマンの欠片もない告白にしちゃって」

「い、いえ、私も尋ねることに賛成しましたから文句なんて…」

「ですが、この様子では覚えていないかもしれませんなー」
以下略 AAS



27:名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:57:55.47 ID:OYIntdXm0
「き、急にどうしたの肇ちゃんっ!?」

「照れ隠しにしては過激すぎるにゃ!」

「違っ、と、止められ…なくて…くっ!」
以下略 AAS



28:名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:58:28.12 ID:OYIntdXm0
紗枝や芳乃の活躍でプロデューサーを覆っていた靄は取り除けましたが、プロデューサーが起きる気配はありません。

「短時間とはいえ、無防備なところにあれだけ強い瘴気を浴びては……」

「そんな…プロデューサー、さん…」
以下略 AAS



29:名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:59:02.74 ID:OYIntdXm0
何度も口をゆすいだプロデューサーは眠気も酔いもすっかり吹き飛んだようです。

「まだ口がひりひりする…で、何事なんだ?」

「説明する前にいくつか確認したいのだけれど、体調は大丈夫かしら? 酷く怠かったりどこか痛かったりはしない?」
以下略 AAS



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