右京「聲の形?」
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63:名無しNIPPER[saga]
2017/06/18(日) 18:33:30.04 ID:oprjNj9s0


「思えばどうにも奇妙でした。
硝子さんの補聴器は肌身離さず持ち歩かなければならない大事なモノです。
それを8回も壊されてこれほど大事になるまで母親であるあなたは見過ごしていた。
普通に考えてこんなこと有り得るのでしょうか?」


「それは…硝子は一人でイジメに立ち向かえばと思って…」


「おやおや、イジメられている娘さんにそこまで期待するのは酷でしょう。
唯でさえ硝子さんは難聴を患っているのです。
一人で立ち向かうなどハッキリ言えば不可能。
さて、それでは何故こんな事態にまであなたは見過ごしていたのか?
それはこうなることを望んでいたからではありませんか。」


「何で…私が…そんなことを…」


「その方が与えられるダメージが大きいからですよ。
半端な額では大事にもならず学校側に適当に言い包められて処理される可能性がある。
しかし170万円もの大金が発生するとなれば話は別です。
そんなことになれば学校側が弁済を負わされる可能性もある。
だから学校側もその責任から逃れるためにクラス会を開いて犯人を炙り出した。
そしてあなたは可能な限り過剰な制裁を加える。
つまりあなたが行ったことは憂さ晴らしみたいなものですよ。」


憂さ晴らし…そんなことを告げられて八重子は苛立ちを隠せなかった…

よくもヌケヌケとそんなことを…

いくら警察とはいえ

障害を持つ子供を抱える親の気持ちも知らずになんて酷いことを言うのか。

糾弾する右京を憎たらしげに睨みつける八重子は

何故自分がそんなことをしなければならないのかと言うのだが…

そんな二人のもとへ一人の男が現れた。





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