59:名無しNIPPER[saga]
2017/06/18(日) 18:29:53.65 ID:oprjNj9s0
「いいえ、難聴は関係ありませんよ。」
「あなたは…さっきの…」
「そういえばまだ自己紹介をしていませんでしたね。警視庁特命係の杉下といいます。」
そんな西宮親子の前に再び姿を現す右京。
まだ何か用があるのかと聞き流しながら硝子と共に学校を出ようとした。
「失礼ですがこれから娘を美容室へ連れて行かなければいけません。お話ならあとで…」
「硝子さんの髪を切るつもりですね。
辛うじて髪で覆われている耳の部分を出して補聴器を見せる。
それはやめておいた方がいいですよ。ハッキリ言えば愚行です。」
愚行…自らの行いをそう否定された。
まさかこうまで言われるなんて…
いくら警察とはいえそこまで言われる筋合いはない。
その言動に不快感を抱いた八重子は
未だに嫌がる硝子を無理やり連れてこの場を去ろうとするのだが…
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