163:名無しNIPPER[saga]
2017/06/23(金) 22:34:46.36 ID:3ai9I0vk0
「あの後…何度も落ち込むことがありました…
勿論その理由の大半は俺がガキの頃にバカやらかしたのが原因です…」
「昔は過去に戻れるならあの頃の俺を殺してでも止めたいと何度も思った。」
「けどそれでも俺は西宮に出会えた。」
「西宮と出会っていなければ今でも頭の悪いクソガキで終わっていたかもしれない。」
「だからあのノートは今でも俺たちの大切な宝物です。」
「あのノートのおかげで俺は本当の西宮と出会えたから…」
それが石田とそれに硝子の言葉だ。
かつて二人はイジメの被害者と加害者。障害者と健常者であり相容れない関係だった。
それが今では互いを思いやる存在へと変わった。これは素晴らしいことだ。
二人に芽生えた絆を思えば
どうやら当時は行きがかりであったとはいえ
特命係が硝子と石田のイジメに関わったことは無駄ではなかったようだ。
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