右京「聲の形?」
1- 20
151:名無しNIPPER[saga]
2017/06/23(金) 17:28:34.93 ID:3ai9I0vk0


「杉下さん、本当にこれでよかったんですか。
正直僕たちが介入しなかった方がまだマシな結末を迎えたかもしれませんよ。」


「確かにそうかもしれません。
しかしこれは彼らが向き合わなければならない罪であり罰であった。」


「つまり真実に目を背くことは許されないってことですね。」


「そういうことです。
もしも僕たちが関わらなければ
竹内先生や他の児童たちは今回のことを近いうちに忘れ去るだけになる。」


「けどいずれ子供たちも成長して今回のことを振り返り反省するはずですよ。」


「確かにキミの言う通りになるでしょう。
いつか成長した子供たちが過去に硝子さんをイジメたことを悔やむ時がくるかもしれない。
ですがそれでは遅いのです。反省するのはいつかの未来ではなく今でなければならない。
彼らは今というこの時に反省しなければいけない。それが大事なんですよ。」


大事なのはいつかではなく今この時に反省すべきことだと右京は語った。

確かに今回右京たち特命係が関わらなければどうなっていただろうか?

子供たちは近いうちに

硝子や石田をイジメたことを忘れてこの出来事は風化していたかもしれない。

子供たちはこの先も自分の罪を認めることが出来ず、その行いに目を背ける。

そうなればまた同じ過ちが何度も繰り返される。

また今回のように立場の弱い誰かに責任を押し付け

最後には硝子や石田のようにイジメで被害に遭う人間が現れる。

そうなってからでは遅い。

だからこそ特命係は今回の件に関わった。

自分たち大人が

子供に教えることがあるとするのならそれは自らの行いに目を背けないことだ。

今回、特命係が6年2組のイジメ問題に関わる際に

神戸は当初からクラスの学級崩壊や西宮家の家庭崩壊を危惧していた。

その神戸の予想通り事態は最悪な展開を迎えた。

だがそれでもこの事実を明らかにしなければならなかった。

今回の件に関わる際、右京はこう言った。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
188Res/162.56 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice