147:名無しNIPPER[saga]
2017/06/23(金) 17:20:36.05 ID:3ai9I0vk0
「確かに竹内先生や6年2組の児童たちにも問題はありました。
ですがそんな彼らの負の感情に火をつけたのは誰ですか?
それは石田くん、キミですよ。
キミのイジメがここまで事態を混乱に貶めてしまったのですよ。」
「勘違いしてほしくないことですが今回僕たちはキミを助けたわけではありません。
本来ならキミだけが責任を取らされてこの件は終わるはずだった。
その方がキミにとってはまだマシだったはずです。
何故ならここまで被害が及んだのですから…
これからキミは
6年2組のクラスメイトたちや担任の竹内先生に恨まれることを覚悟してください。」
右京にそんなことを言われて石田の心にズシリと罪悪感が伸し掛った。
これはある意味、石田に課せられた罰であり明日になればきっと学校で騒がれるだろう。
それで自分はどうなるのだろうか?当然このまま何事もなく済まされるはずもない。
きっと誰もが自分にこの責任を取れと訴えるはずだ。
だが…そんなこと…出来るはずがない…
自分は単なる小学生。何の責任も取れないガキだ。
足元が震えて覚束無い。胃から何かがこみ上げて吐き気がする。
これならまだ島田たちのイジメを受けていた方がマシだとそう思えた。
そんな石田だがふとある疑問が過ぎった。
「………だったら何でなの?」
「はぃ?」
「何で俺を助けたの?」
そう、今朝の公園でイジメられていた石田を助けたのはこの右京と神戸だ。
こんなことになるのなら何で助けた?そう尋ねた。
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