143:名無しNIPPER[saga]
2017/06/23(金) 17:14:20.22 ID:3ai9I0vk0
「待ってもらえますか。
石田くんに聞きたいことがあります。何故キミは硝子さんにイジメを行ったのですか?」
それはこのイジメ問題のきっかけとなった原因。
石田が硝子をイジメた理由。それは何なのか?
これを明らかにしない限り今回のイジメ問題は解決することは出来ない。
そのために石田からそのことを直接聞く必要があった。
押し黙ること数分、石田は重い口を開いてこう呟いた。
「俺…寂しかったんだ…」
寂しかった。そう語る石田。
それから硝子へのイジメを行うきっかけを話し出した。
事の発端は以前まで仲の良かった島田と広瀬たち。
その二人が塾に通いだしたのがきっかけとのことだ。
普段は仲のいい友達が自分から離れだした。
硝子が転校してくる前、石田はクラスの人気者だった。
だが段々それが思うようにいかなくなった。
小学6年生ともなれば塾通いや中学受験の準備などを始めていく。
そうなれば次第にクラスメイトたちもバカ騒ぎをやっている暇もなくなり
そのリーダー的存在であった石田になど構う余裕すらなくなった。
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