119:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 18:12:07.97 ID:5BVgz3rk0
「確かに子供たちの行動は愚かでした。しかしこうなった原因は先生方にありますよ。」
「ふざけないでくれ!いくら教師とはいえここまで責任を負えるものか!」
「そんなことはありませんよ。
竹内先生が最初から硝子さんの問題を無碍にしなければこうはならなかったはずです。」
確かにこの事件の背景にあったのは竹内による硝子への放任主義が原因だ。
児童たちに障害のある硝子の世話を押し付けてしまったこと。
またそれに対する適切な対応を教えなかったことにあるのだと右京は指摘した。
「それに喜多先生もこの件に関して無関係とは言わせません。」
「そんな…私がどうして…」
「あなたも合唱コンクールなどで度々硝子さんを後押ししていた。
確かに硝子さんを想う気持ちはわかります。
ですが他の児童に理解をしてもらう対応が疎かだった。」
喜多はこれまで幾度となく硝子と他の児童たちへのコミュニケーションを図るために
手話を教えようとしたり硝子を合唱コンクールに参加させようと促した。
だがその結果はどうだったろうか?
手話を教え込もうとすれば児童たちは何故そんなことをしなければならないのだと拒絶。
また合唱コンクールも硝子が参加したせいで結果は散々だった。
そうなった原因は何か?
「喜多先生、あなたの対応もまた中途半端だったからですよ。」
「でも…私は…」
「ええ、硝子さんを想っての行動だったのはわかります。
しかしそれにはまず児童への理解を得なければならなかった。
あなたがどんなに張り切ったところでそこに児童たちの理解がなければ無意味なこと。
硝子さんを思う余り、他の児童への配慮が欠けてしまった。
だからこのようなことが起きてしまったのですよ。」
所詮喜多は指導する側の人間。
当事者となるのは6年2組の児童たちでしかない。
その児童たちの理解を得られなければ喜多がどんなに張り切ろうとそれは無駄な努力。
つまりこうなった原因はこの学校の教師たちにも責任があることは免れないものだ。
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