111:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 18:01:04.66 ID:5BVgz3rk0
「嫌よ…」
「川井…お前…どうしたんだ…」
「だって西宮さんのせいだよ。
西宮さんのせいで親が来るんだよ。そしたらどうなるかわかってるの!?」
この切羽詰まった状況下で川井はそんなことで喚いていた。
他人から見れば何を下らないことを言っているのかと思うだろう。
だが川井にとってこの問題は死活問題だった。
これまで川井は自他共に認める優等生として過ごしてきた。
それこそ誰もが川井のことをいい子だとそう言ってくれている。
それなのに今回の西宮のイジメでなんと自分にまでその疑いが向けられてしまった。
杉下という刑事が乗り込んできて補聴器を調べるといってきた。
もしあれを調べられたら厄介だ。
あの補聴器には間違いなく自分の指紋が付着している。
石田たちが硝子イジメを行っていた際に悪戯半分で川井も補聴器に触ったからだ。
だから確実に自分も疑われる。そうなればどうなるか?
確実に親から叱責を受ける。それに周りの大人たちからも失望されるはず。
そうなればこれまで優等生でいた自分に耐えられるはずがない。だから…
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