109:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 17:57:42.63 ID:5BVgz3rk0
「西宮――――――――ッ!!」
そんな硝子を石田は腕を掴んで危機一髪の状況で救ってみせた。
だが所詮は小学生の腕力。
いくら女子とはいえこんな不安定な場所で硝子の身体を支え続けることなど出来ない。
「西宮…しっかりしろ…絶対離すな…」
「う゛…うぅ…」
さらに厄介なことに硝子は自殺を行おうとしていた。
いざとなれば硝子自身がその手を離してしまう可能性すらある。
石田はそれをなんとしても止めたいと思っている。
だがそれは無理だ。
この状況で耳の聞こえない硝子に自分の意思を伝えることなど出来ないからだ。
「頼む…誰でもいい…助けてくれ…」
石田はこの自分たちしかいない屋上で思わず救いを求めた。
だがそんな救いなど都合よく現れるはずがない。
何故なら事の発端は自分にあるからだ。
先日のクラス会で誰もが自分に西宮イジメの責任を擦り付けた。
さらに先ほどLHRで
これから緊急の保護者会を開いて改めて補聴器の損害について話し合いが行われる。
そんな大事な時に他人の心配などしている余裕などあるわけがないのだが…
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