【ミリマス】 『新しい舞台と変わらない想い』
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34: ◆q5RWMTtiKKUe
2017/06/12(月) 22:59:09.89 ID:GTk52CSjo

「プロデューサー、私を・・・」

彼女自身が囚われていた籠はもう何処にもない。
彼女の手が動き出す。
以下略 AAS



35: ◆q5RWMTtiKKUe
2017/06/12(月) 23:00:35.41 ID:GTk52CSjo
====4. 見えなかったもの====


劇場の屋上には2人の影があった。
それはアイドルとプロデューサーであり、お互いがお互いのパートナーである。
以下略 AAS



36: ◆q5RWMTtiKKUe
2017/06/12(月) 23:01:29.63 ID:GTk52CSjo

「あの日聞いた音色を、もう一度聞きたくて。」

それはかつての彼女の願いだった。

以下略 AAS



37: ◆q5RWMTtiKKUe
2017/06/12(月) 23:02:14.13 ID:GTk52CSjo

「一歩を踏み出す勇気がどれほど大切か、それはあなたに教えてもらったこと。」

「だからプロデューサー。もっと自分に自信を持ちなさい。」


38: ◆q5RWMTtiKKUe
2017/06/12(月) 23:03:51.84 ID:GTk52CSjo

彼女は彼のすぐ脇に、ゆっくりと腰かけた。

「ねぇ。プロデューサーは、アイドルをやってる私を頼りないと思ってる?」

以下略 AAS



39: ◆q5RWMTtiKKUe
2017/06/12(月) 23:05:05.83 ID:GTk52CSjo

それからしばらくの間お互いに会話は交わさなかった。
風が木々の枝を揺らす音。微かに聞こえる波の音。
お互いがすぐ隣にいることを感じながら、ゆるやかに流れる時間を感じていた。


40: ◆q5RWMTtiKKUe
2017/06/12(月) 23:06:09.75 ID:GTk52CSjo
====5. 輝きに導かれて====


時間でいえば1分も経ってなかったかもしれない。
ある時、ちょっとした拍子で手が触れ合い、妙に恥ずかしくなった2人はゆっくりと立ち上がった。
以下略 AAS



41: ◆q5RWMTtiKKUe
2017/06/12(月) 23:06:45.79 ID:GTk52CSjo

「今まで、本当にいろんなことがあったわね。」

そう言って彼女は屋上の柵にもたれかかった。
瞬く星の一つ一つを数えるように、彼女は振り返る。
以下略 AAS



42: ◆q5RWMTtiKKUe
2017/06/12(月) 23:08:41.76 ID:GTk52CSjo

「あの場所で見た景色、プロデューサーが見せてくれたあの景色は、今でもずっと目に焼き付いてるわ。」

「初めての単独ライブも、みんなで出演した武道館も。アイドルになってプロデューサーやみんなと作ってきたこの時間全部が、ずっと私の宝物なの。」

以下略 AAS



43: ◆q5RWMTtiKKUe
2017/06/12(月) 23:09:43.86 ID:GTk52CSjo

「わたしをステージに立たせてくれてありがとう、プロデューサー。」

「わたしをアイドルにしてくれて、本当にありがとう。」

以下略 AAS



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