28: ◆2mwK9kDO1Y[saga]
2017/06/12(月) 00:36:31.55 ID:G8eGESGkO
妻の顔が近づいて、唇に柔らかな感触を感じました
柔らかな髪の毛が、僕の頬に垂れ下がります
上唇と下唇の間から、強引に温かい何かが侵入し
柔らかなそれは歯茎を走り、僕の舌と絡み合い、唾液を送り合い
僕の脳内は、口の中と同じように、かき乱されていました
――ちがう?
一体、何が違うというのでしょう
「……カスミ、今はまだ、やめよう」
そう言うと、彼女はようやく僕から離れました
僕が身体を起こすと、彼女は傍にちょこんと座っています
「……温泉、行こうか」
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