27: ◆2mwK9kDO1Y[saga]
2017/06/12(月) 00:29:53.89 ID:G8eGESGkO
どれから手を付ければいいか迷いましたが、食べ始めると、箸が止まりませんでした
そして、テーブルの上には、少々値の張る日本酒が置いてありました
僕は、上司との飲み会で度々酒を嗜むものの、それほど強いわけではありません
それに対して妻は、お猪口の角度が瞬く間に深くなってしまい、僕は幾度となく注いであげました
ほとんどの皿が空になると、僕は畳の上に寝転がりました
い草の香りが、酔いの回った僕の頭に安らぎを与えます
「ふう……そろそろ布団も並べられるだろうから、もう一回温泉に……」
その時でした。
照明が遮られ、目の前が真っ暗になりました
妻が僕に乗りかかってきたのだと気が付いた時には、僕は肩を抑えられ、身動きを取れなくなっていました
「カス……ミ?」
「違う」
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