4: ◆Rj0X.392Pk
2017/06/10(土) 15:01:25.49 ID:KpRYTezd0
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数時間後。
茜は事務所についていた。
どうやってついたのかも覚えていない。
少年の事故の衝撃が強すぎて些細なことは記憶にも残っていないのだった。
「……? おはよう、茜?」
彼女のプロデューサーはパソコンから顔をあげて茜をみた。
いつも通りなら彼女から大音量の挨拶が発せられるのに今日は不気味なほど静かだった。
「……あっ、おはようございます。プロデューサー」
じっと見つめること数秒、視線に気づいたのか茜が挨拶をする。
いたって普通の大きさの声だったが、普段の彼女と比べて異常なほど小さな声。
彼女から読み取れる全てが異常だと訴えていた。
「何か、あったのか? いつもよりかなり元気がないけど」
彼女にこれほど元気がないのは初めての経験だったため、彼も対応に戸惑う。
「……はい」
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