1: ◆Rj0X.392Pk
2017/06/10(土) 14:58:47.24 ID:KpRYTezd0
「はっ、はっ、はっ」
ランニング。
それが彼女ー日野茜ーの日課だった。
走っているといろいろな景色が飛び込んでくる。
通行人。散歩中の犬。ガーデニングされた花々。
雨が降れば水滴。傘。水溜まり。
毎日いろいろなものを見ているが、彼女は今後忘れることはできないだろう光景を目の当たりにした。
交通事故現場
決して日常的に見るものではないものと遭遇し、自然と足が止まった。
乗用車とぶつかった少年は地面に倒れ、運転手は呆然とハンドルを握り続けていた。
彼女はそんな光景から目が話せなかった。
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2: ◆Rj0X.392Pk
2017/06/10(土) 14:59:47.39 ID:KpRYTezd0
キャー
誰かの悲鳴が聞こえ、ようやくはっと意識を取り戻し、
3: ◆Rj0X.392Pk
2017/06/10(土) 15:00:29.22 ID:KpRYTezd0
「大丈夫ですか! この声が聞こえますか?」
彼女は無意識に少年へ語りかけた。
数秒後、しっかりとその声が届いたのか少年は顔をさらに苦々しく歪め、うめき声を漏らす。
4: ◆Rj0X.392Pk
2017/06/10(土) 15:01:25.49 ID:KpRYTezd0
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数時間後。
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